生成AIによる作画を使用
嘘価格を表示して高く支払いさせるという技?
先日、あるコンビニでビニール傘を購入しました。
レジで「すぐに使います・・」と申し出たのですが、自動支払機に表示された払う値段が違うことに気付いた。3割ほど高い。
「ちょっと高い・・」と思った私の顔を若い店員が伺うように見ていたが、急いでいたのでそのまま支払って店を出ました。
翌日もその店に寄り、キシリトール入りのガムをひとつ買ったが(実はこれも支払額は表示している税込み価格と違った)、昨日のレシートをまだ持っていたので店員(昨日とは違う中年女性)に確認を促した。
その女性は売り場に向かい表示価格を見た後、商品(ビニール傘の)のカバーに印刷された価格を見て「レシートの値段は合っています」と言った。
「ならこの表示価格は外すべきでしょう」
「そうですね」
「普通これを見て価格を認識するもんでしょ」
「そうですね・・」と店員は傘の種類ごとに差し入れてあった偽価格の札を外し始めた。
これはよくある騙し価格ではないか?
数年前のこと、近所の酒屋で実際の値段と表示価格が違うと不満を訴えたことがあった。
表示価格より実際は2割ほど高かった。その店は1年前に閉店してしまいました。
単品購入すると気づくこの騙し価格。普段まとめ買いする方、ポイントで支払いする方は気が付きにくいものです。
必ずリーズナブルな価格を表示している。
客は気付かないうちに何割か高い金額を支払っているということです。
国内在住の顧客とインバウンド、来日した観光客で二種類の価格で商売するのは「二重価格」と呼ばれていますが、今回取り上げたのはすべての来店客を欺く価格表示です。
キャッシュレス決済の盲点
買い物するときは必ず暗算で税込合計金額を計算する方は少ないと思います。プレゼントされたポイントで決済する場合はなおさら支払い金額には無頓着になりがちであると考えられます。
そんな人間心理を逆手に取ったこの経営手法は悪質です。
スーパー玉出には逆パターンがあった!
スーパー玉出をご存じの方はいらっしゃいますか?このスーパー玉出の目玉商品の価格表示は手書きのポップが多い。
ペットボトルの目玉商品は表示価格よりも実際は安い値段になっている。
これなら当然、利用客に不満は生まれない。むしろ嬉しさや楽しさを感じる。上記とは真逆の「サービス(?)」になっています。
これも売り上げアップの工夫?
これで儲けを少しでも増やしたいなどと考えているなら最悪です。あきらかに顧客に対する裏切りではないでしょうか。
コンサルタントの入れ知恵とも考えられますが、時間と共に利用者が気付き始めると店舗に対する不信感が生まれます。
そうなってしまうと地域密着型店舗の場合、先々どうなるかは容易に想像がつくのではないでしょうか。
この店頭で見られる偽表示価格、皆さんは経験ありませんか?些細なことと感じますか?