不特定多数に被害を及ぼすカード犯罪
最近増えてきているカード不正使用被害にはこれまでになかった特徴が見られます。それはまったく使ったことがないクレジットカードが不正使用被害にあうというもの。
これはカード番号、使用期限年月、セキュリティコードを総あたりして実在のカードを割り出し、セキュリティの低いインターネットサイトで少額利用するというもの。
自動的に番号等を総あたりするPCソフトを利用しているようです。
そこから悪質なサイトと共謀して少額商品を買い続けたり、高額の商品を購入して換金するという手口です。
被害を防ぐ方法はふたつ
こういう犯罪は防ぎようがないように見えます。わたしたちにできることは毎月の利用内容を必ず確認することです。利用明細を郵送される書面で確認すること。書面送付を省略しているなら会員サイトでチェックしましょう。不正使用被害はカード会社が補償してくれますが、被害の発見は早いほうがいいです。
また使っていないカード、使う予定がなくなったカードは解約しておきましょう。
使わないカードを保有しておくメリットは自動付帯の旅行保険くらいしかありません。
自動付帯保険がなく、使う予定の無いカードは解約するべきです。これも被害を防ぐ方法のひとつだと心得ましょう。
不審なサイトURLに注意!
あなたはネット検索してWEBサイトにアクセスする時、URLを確認していますか?
大手サイトに化けた偽サイトが検索結果に表示されています。安全だとされる鍵マーク(暗号化)付きのサイトであっても注意が必要です。
クレジットカードナンバーをフィッシングするためのダミーのホームページ。
メールアドレスを入力させて狡猾にカード情報を聞き出すフィッシングメールを送信したりするそうです。
違和感を感じる!それは正しい危険予知!
普通の状態だとパソコンであれ、スマホであれ、またタブレットであれ、検索した後、タイトルとスニペットをさっと見た後は条件反射でURLを確認するものだと思います。
よく閲覧するサイトならURLは記憶しているものです。偽サイトは似たURLですが、省略していたり少し文字を変えたりしています。
注意深くチェックすればすぐにわかるものですが、忙しくて慌てていたりするとチェックが疎かになってしまいます。
違和感を感じた時、いつでもその感覚は正しいのです。
偽サイトにアクセスしてしまった場合なら閲覧画面の雰囲気が違ったり、文章が変だったりする場合怪しいと考えるべきです。
「なんでここでカード番号が必要?暗証番号の入力?いつもと違う・・」と疑念を感じたときもURLを確認し、いつも利用するサイトのURLをメモしておくのもいいですね。疑問を感じたらページから離脱します。お気に入りにしていた場合はお気に入りから削除します。